筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターでは平成25年度より「リケジョ合宿・カフェ」を企画し、女子中高生が多様な理系分野の魅力を知り、体験できるプログラムを実施しています。
本年度も、リケジョサイエンス合宿に加え、初日に「中高生理工系進学応援シンポジウム」を実施し、多くの参加者を募りました。シンポジウムにおいては、中高生156名と保護者34名でした。合宿においては、105名の全国の女子中高生と保護者6名が参加してくださいました。
特に合宿参加希望者は定員100名の中、193名と過去最高の応募者数となりました。さらに近郊の研究機関・企業やつくば市内の高等学校にも協力いただき、参加者と理系研究者の方々との交流の場や中高生の研究発表の場を設け、本年度新たに行った、基調講演・保護者セミナー・施設見学においても、知識が更に増え研究への情熱を感じていただく事が出来ました。
そして、筑波大学及びつくば近郊の研究所で活躍している研究者、学生スタッフ、その他多くの方々に多大なるサポートをいただきました。たくさんの方々のご参加とご協力で盛会裡に終えることができました。誠にありがとうございました。
開催日:令和元年7月31日(水)~8月2日(金)
中高生理工系進学応援シンポジウム(7月31日)
基調講演・パネルディスカッション・ラウンドテーブルカフェ・保護者セミナー
様々な分野で活躍するつくば市内の研究機関・筑波大学などの女性研究者により、研究内容、理系で働く魅力などについて講演いただきました。
その後、女子高生が希望するロールモデル毎に少人数のグループに分かれて参加する、「ラウンドテーブルカフェ」を実施いたしました。
リケジョ合宿への参加者に加え、シンポジウム(初日のみ)にもたくさんの方に参加していただけました。
~参加した女子中高生の感想~
- どの方も、自分の夢ややりたい事を追い続ける事が大事だとおっしゃっていたので、「面白い!」や「すごい!」の感情を大事にしていきたい。
- ラウンドテーブルカフェでは、講師の方の中学・高校時代の話しも聞いたり交流が出来て楽しかった。
- いろんな研究機構の人たちと交流することが出来た事は、貴重な体験となった。
ブース出展
研究機関の紹介や研究開発の紹介、女性研究職の活躍に関する紹介等、研究機関の取り組みについてご紹介いただきました。
茨城県内のSSH 2校による研究ブースも参加していただきました。
~ブース出展についての感想~
- 高校生の方の発表が、とても聞きやすく、内容が面白くて、生物に少し興味を持ちました。
- 就職のための進路について聞きたかったことを十分聞けて良かった。
リケジョサイエンス合宿(7月31日〜8月2日)
初日のラウンドテーブルカフェに加え、2日目は筑波大学内の12の研究室や研究グループにより、最先端の科学を体験できる実験体験を実施しました。
今年度からは、3日目に研究機関の見学・体験も実施いたしました。
筑波大学の大学生・大学院生も共に宿泊し、学生企画の交流会・グループワークを行い交流を深めました。
女子中高生の悩みや不安の共有や解決につなげ、理系の魅力を伝えられるよう語り合える機会を作りました。
~参加した女子中高生の感想~
- 実験体験をさせてもらう事で身近に感じることが出来ました。大学生になったら何がしたいか考えが広がった。
- 普段入れないような施設に入れてよかった。全国各地の人と話せた。