筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター ダイバーシティ部門では平成25年度より「リケジョ合宿」を企画し、女子中高生が多様な理系分野の魅力を知り、体験できるプログラムを実施しております。今年度は、筑波キャンパスにおいて8月2日(水)~4日(金)の2泊3日で開催し、全国各地から97名の女子中高生の参加がありました。実施にあたっては、筑波大学の様々な領域の先生方、研究室や大型実験研究施設のスタッフの皆様、学生スタッフの他、近隣の研究所の研究員や教員の皆様を初め多くの方々にご参加いただき、多大なるサポートとご支援をいただきまして盛会裡に終えることができました。誠にありがとうございました。
女子中高生向けプログラム
ロールモデルの紹介、ラウンドテーブルカフェ
女子中高生に多様なリケジョの将来像を示すことを目的とし、様々な分野で活躍する筑波大学の女性研究者9名により、研究内容、理系で働く魅力などについて、ロールモデルの紹介として講演いただきました。その後、女子中高生が希望するロールモデル毎に少人数のグループに分かれて参加する、座談会「ラウンドテーブルカフェ」を実施しました。
〜参加した女子中高生の感想〜
- 研究者の方に積極的に質問ができよかった
- 理系のことがよくわかった
- 進路を決めるうえでぼんやりしていたが、話を聞いてはっきりと見えてきた
サイエンス実験体験
女子中高生が研究活動を体験することで理系への気づきや発見を得ることを目的に、筑波大学内の14の研究室や研究グループにより、最先端の科学を体験できる実験体験を実施しました。女子中高生からは、下記のような前向きな感想が多く見られました。
〜参加した女子中高生の感想〜
- 本格的な器具や機械に触れ、専門的な実験を体験できた
- プログラミングに興味があり、偏差値についても楽しく知れて良かった
- 実験は楽しく取り組めた。大型の実験装置や大学の実験室の様子を見れて良かった
- 今まで身の回りで気になっていた事の解明ができた。とってもスッキリして楽しかった
大学生・大学院生による企画の交流会、グループワーク
様々な世代・属性のロールモデルとの交流を図ることを目的に、女子大学生・大学院生企画の交流会、グループワークを行いました。また、女子学生・大学院生と一緒に宿泊することで、女子中高生の悩みや不安の共有や解消につなげ、理系の魅力を伝えられるよう、語り合える機会を作りました。女子中高生からは下記のような感想が得られ、女子大学生・大学院生が相談相手として心強い存在となったようです。
〜参加した女子中高生の感想〜
- 年の近い大学生に、研究や大学生活などの貴重な話が聞けた
- 大学生の方から実際に今やっている事や大学の事を聞くことができて将来を考える参考になった
保護者・教員セミナー
子供の進路選択に悩む保護者や教員に対して、理系の女性はどのような職場で活躍しているのか、そもそもなぜ理系に女性が求められているのかなどの理解を促すことを目的に、保護者教員セミナーを実施しました。セミナーでは、企業、研究機関、筑波大学に所属する5名の講師による自己紹介及び質疑応答、座談会形式の情報交換会を行いました。保護者からは、下記のような様々な感想や意見をいただきました。
〜保護者の感想〜
- 進路相談の現状を知り、自分の役割の重要性に気づいた
- よい企画だと思うので是非続けていただきたい