LGBTQとはL(Lesbian、レズビアン)、G(Gay、ゲイ)、B(Bisexual、バイセクシュアル)、T(Transgender、トランスジェンダー)、Q(Questioning、クエスチョニング/Queer、クィア)の頭文字を取った略称です。このガイドラインでは、それら以外の人々を含める意味の「+」を加えた「LGBTQ+」という語を性的マイノリティ(性的少数者)の総称に用いています。

こうした当事者は、生まれ持った性的指向(どんな性を好きになるか、あるいは好きにならないか等)や性自認(どんな性と自分で思うか、あるいは思わないか等)といった要素により千差万別であり、L・G・B・T・Qの5種類に単純には分けられません。今日ではSOGI(Sexual Orientation and Gender Identity)、すなわち性的指向と性自認という略語によって性をめぐる多様なあり方が表されることもあります。本学では、そのような多様性や個別性を前提として、包括的に当事者への支援を行います。

筑波大学は2015年(平成27年)に「LGBT等の学生・教職員への支援体制の検討」を開始し、2017年(平成29年)に「LGBT等に関する筑波大学の基本理念と対応ガイドライン」を国立大学で初めて発表しました。建学の理念に「開かれた大学」を掲げ、教育・研究に多様性と柔軟性を追究する本学の使命は、学生や教職員を問わず全構成員の個性と多様な能力が発揮されてこそ実現されるのは言うまでもありません。こうした背景に基づく本学の取り組みは、LGBTQ+に限らず他のマイノリティも包摂することで、未来地球社会に求められるイノベーションを創出していくものです。

本学では、ヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)をLGBTQ+の当事者の直接の対応窓口とし、総合相談窓口など他の窓口とも連携して対応しています。それとともに、本学はLGBTQ+にとどまらないダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの推進のため、教職員FD講習会(ファカルティ・ディベロップメント)や学生への授業といった啓発活動、教育や研究の環境改善、より広汎な支援を実現するワークシートの提供といった多面的な取り組みを推進しています。