11月4日、5日の雙峰祭2023に、ヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)ジェンダー支援チームも参加しました。「色々作場〜Tsukuba Rainbow Plaza〜」という企画名のもと、ジェンダー・セクシュアリティに関連した3つの企画—映画鑑賞会、作品制作、エキシビション—を実施しました。ジェンダー支援チームとして初の出展でしたが、ピアスタッフやボランティアスタッフの学生とBHE教職員とが協同して準備や運営に取り組み、2日間で約70名程の方にご参加いただきました。
概要
企画名 | 色々作場〜Tsukuba Rainbow Plaza〜 |
日程 | 2023年11月4日(土)、5日(日) |
場所 | 筑波大学 総合研究棟A110、111 |
企画について
企画1:映画鑑賞会
今井ミカ監督による『虹色の朝が来るまで』を上映し、2日間で延べ40名程の方にご来場いただきました。
これまでにも学内で映画鑑賞会を実施しており、学生や教職員の方から好評価を受けていたことから、一般の来場者の方も含めた学園祭での開催を決定しました。本作品は、ろう者の華とあゆみが同性カップルとして交際するなかでさまざまな生きにくさを感じながらも、ろう者のLGBTQイベントへの参加を通してお互いの関係性を再評価していく物語です。当日はホールタイプの会場での開催だったため、小さな映画館にいるような落ち着いた雰囲気のなかでの鑑賞となりました。上映後に来場者の感想をメモカードに書いてボードに貼り付ける時間を設け、作品から感じた一人一人の想いを共有しました。
企画2:色々つくる場、「いろつく」!
名刺カードの作成とZINEの作成を実施しました。名刺カード作成では、BHEロゴとTRP2023筑波大学の公式キャッチ“Imagine OUR Future”が入った名刺カードを、ペンやシール、マスキングテープなどを使って装飾してもらうことで、「自分だけのカード」を作成していただきました。「ZINE」はアメリカ発祥の個人または少人数による出版誌でエッセイやコラムなどをさまざまに掲載したもので、「一人ひとりの想いを表現してもらう」企画にぴったりだと思い企画に取り入れました。ZINE作成ではジェンダー・セクシュアリティに関連した来場者の願いや想いを、ペンやシール、写真などで自由に書いたり切り貼りしたりして表現していただきました。この企画では来場者一人ひとりの感性を「自分らしい作品」に表現していただいたことで、色々な人が色々に作る場や時間をお届けできました。
それぞれの想いが詰まっています。
企画3:GS(Gender&Sexuality)Exhibition
BHEジェンダー支援チームの構成員がジェンダー・セクシュアリティを専門領域としている、また関心を寄せていることを活かして、構成員が作成した研究ポスターや冊子などを展示しました。またBHEの公式パンフレットやジェンダー支援チームに携わった学生スタッフの体験記を展示し、BHEやジェンダー支援チームの取り組みについて来場者の方々に知ってもらう機会を設けました。当日は展示ボードに並んだポスターや置かれているパンフレット、冊子などをじっくりと観覧される方が多く、また展示内容についての質問や感想をいただけることもありました。
企画にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!