平成30年度 中高生理工系進学応援シンポジウム・リケジョサイエンス合宿〔開催報告〕

中高生向け

筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターでは平成25年度より「リケジョ合宿・カフェ」を企画し、女子中高生が多様な理系分野の魅力を知り、体験できるプログラムを実施しています。

今年度からは、例年実施していいるリケジョ合宿に加え初日には「中高生理工系進学応援シンポジウム」として男子学生も含めて広く参加者を募り、さらに近郊の研究機関の協力もいただき、参加者の交流の場や中高生の研究発表の場を新しく設け、より多角的な視点からプログラムを実施いたしました。

8月20日(月)に開催したシンポジウムでは、130名の中高生のうち茨城県内のSSHによる研究発表ブースの4校・21名が参加いただきました。

8月20日(月)~22日(水)の2泊3日でのリケジョサイエンス合宿においては、全国各地から79名の女子中高生(中学生32名、高校生47名)に参加いただきました。

そして、筑波大学及びつくば近郊の研究所で活躍している研究者、学生スタッフ、その他多くの方々に多大なるサポートをいただきました。たくさんの方々のご参加とご協力で盛会裡に終えることができました。誠にありがとうございました。

開催日:平成30年8月20日(月)~8月22日(水)

中高生理工系進学応援シンポジウム(8月20日)

ロールモデル紹介・ラウンドテーブルカフェ

ロールモデル紹介では、様々な分野で活躍するつくば市内の研究機関・筑波大学などの女性研究者により、研究内容、理系で働く魅力などについて講演いただきました。その後、女子高生が希望するロールモデル毎に少人数のグループに分かれて参加する、「ラウンドテーブルカフェ」を実施いたしました。

リケジョ合宿への参加者に加え、シンポジウム(初日のみ)にもたくさんの方に参加していただけました。

~参加した女子中高生の感想~

  • 研究者とはどいういうことをする人なのかを実際の研究者と会って学ぶことができた
  • 理系の分野には様々な内容の仕事があることを知った。
  • 実際に活躍している女性研究者の方々から、貴重なお話を聞くことができて、よかったです。
ロールモデル紹介 
ラウンドテーブルカフェ

ブース出展

研究機関の紹介や研究開発の紹介、女性研究職の活躍に関する紹介等、研究機関の取り組みについてご紹介いただきました。
茨城県内のSSHによる研究ブースについては、4校・21名に参加いただきました。

~ブース出展したSSHの感想~

  • ポスターの作成や今度の研究についてアドバイスをもらった。研究設備の問題もあるができるだけやってみたい。
  • 今後の研究に活かしていきたい。意見などをいただいたのが参考になった。
茨城県内のSSHによるポスター発表
研究機関によるブース出展

リケジョサイエンス合宿(8月20日~8月22日)

初日のラウンドテーブルカフェに加え、2日目は筑波大学内の13の研究室や研究グループにより、最先端の科学を体験できる実験体験を実施しました。

筑波大学の大学生・大学院生も共に宿泊し、学生企画の交流会・グループワークを行い交流を深めました。
女子中高生の悩みや不安の共有や解決につなげ、理系の魅力を伝えられるよう語り合える機会を作りました。

~参加した女子中高生の感想~

  • ねずみの解剖が印象に残った。初めての体験が多くて、いろんなことに興味を持てた。
  • 2日目のサイエンスの実験がとても面白かった。初めてのことばかりで緊張したが、とても良い経験ができた。3日間とても充実していて、楽しかったです。
  • 1日目の夜にある大学院生のところに話を聞きに行ったら、研究のことなど優しく面白く教えて下さって、
  • また広い視野や考え方を持つことが将来の自分を成長させられることが分かった。
グループワーク
実験体験
 

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