7月4日(月)8:40-9:55、女性研究者支援モデル育成事業の一環として「ロールモデル懇談会」を開催しました。
今回のゲストは、(独)農業環境技術研究所、情報化学物質生態機能リサーチプロジェクトリーダー、生物生態機能研究領域(微生物)主任研究員 北本宏子氏です。
北本氏は、本学第二学群生命学類を1986年に卒業され、製薬会社勤務を経て、大学院に修士課程に入学。技術開発研究に関わりたいとの志を遂げて、農水省入省され科学技術庁の長期在外研究員としてご家族とともに1年間フランスパスツール大学に留学された経歴をお持ちです。
フランスではヨーロッパの科学に対する哲学を学ばれたとのこと。プラスティックを分解する微生物を見つけられ、これを応用して「生分解性プラスティック」で作られたプラスティック製品を作れば、ゴミを減らすことが出来るとの興味深いお話や、食生活を充実することの大切さなど、多方面にわたり「研究と家庭の両立」について講演して頂きました。
懇談会の様子
<主な感想(アンケート結果より抜粋)>
・授業でも研究者について考えたこともあり、とても興味を持って聴くことが できた。長所を伸ばしていく過程でそれ以外のことも成長していくという話がとても印象的だった。
・今日の講演を聴いて研究者になることへの興味が湧いてきた。
・研究職だからと言って差別があるわけではないと感じた。男女共同参画について男性が楽しく参加することが大切というのが印象的だった。
・人それぞれの持つできることが活かされるような社会の仕組み、WLBの授業で学んできた内容が今後の社会の鍵を握っているんだなと感じることができた良い懇談会だった。