平成29年1月27日、日本アイビーエム株式会社において、平成28~33年度 文部科学省 科学技術人事育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」シンポジウム 「イノベーション創出へ 女性研究者・技術者の潮流を起こす」 ~「多世代にわたる女性研究者・技術者のシームレスエンカレッジの実現」を目指して~を開催しました。
本シンポジウムでは、女性研究者・技術者とイノベーション創出~組織として克服すべき課題とアクションは何かについて議論しました。
まず開会の挨拶を稲垣敏之氏(筑波大学 副学長)に、続いて、来賓の甲田 彰氏(科学技術振興機構 理事)よりご挨拶をいただきました。
その後、浅川 智恵子氏(日本IBM 東京基礎研究所 IBMフェロー)に「ダイバーシティがイノベーションを創出する」をご講演いただきました。浅川氏の経験に基づく講演内容で、参加者からも大変好評でした。
続いて、「女性研究者・技術者とイノベーション創出~組織として克服するべき課題とアクションは何か~」について、モデレーターに麓 幸子氏(日経BP社 執行委員/日経WOMEN元編集長)、話題提供に溝上 智恵子氏(筑波大学 教授)、パネリストに稲垣 敏之氏(筑波大学 副学長)、 倉島 菜つ美氏(日本IBM 技術理事)、庄司 一子氏(筑波大学 学長特別補佐)、富樫 茂子氏(産業技術総合研究所 理事)をお迎えして、ディスカッションを行いました。総括として、女性研究者の活躍を進めるためには、①働き方改革 (時間、場所の柔軟性をいかに高めるか?)と、②女性の意識改革、③アンコンシャスバイアスの改革が必要となるとの話がありました。
最後に、五十嵐 浩也氏(筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長)より、ダイバーシティ研究環境実現イニシアチブの事業概要の説明があり、Zane Zumbahlen氏(日本IBM取締役常務執行役員人事担当)より閉会の挨拶もいただきました。
当日は、約200名と多くの方にご来場いただき、盛会のうちに終わることができました。この場をお借りして、関係者の皆様、ご講演いただいた皆様、ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
日本IBM株式会社 会場
稲垣敏之氏(筑波大学 副学長) 甲田 彰氏(科学技術振興機構 理事)
浅川 智恵子氏(日本IBM 東京基礎研究所 IBMフェロー)
パネルディスカッション風景
五十嵐 浩也氏 Zane Zumbahlen氏(日本IBM取締役常務執行役員人事担当)