11月28日,筑波大学総合研究棟A111号室において,「『遺伝研メソッド』による科学プレゼンテーション講習会」を本学URA研究戦略推進室、国際統合睡眠医科学研究機構との共催によって開催しました。このセミナーは,文部科学省科学技術人材育成補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)の一環として企画したもので,教職員や研究者、大学院生など約120名が参加しました。
国立遺伝学研究所の広海健さんを講師にお招きし、プレゼンテーション能力を高めるためのセミナーを行いました。
広海さんご自身の経験を踏まえながら、プレゼンテーション能力を高めるための「遺伝研メソッド」について解説が行われました。
参加者は解説の要点を付箋に書き出してもらい、フィードバックが行われました。フィードバックが適宜行われることで、参加者は理解度を効果的に高めることができました。
2日目は全て英語で行われ、英語を用いた発表を想定した内容になりました。
参加者からは、聞き手が自分の発表を聞く際の負担を考慮した上で要点を丁寧に伝える重要性や、聞き手の関心を引き出すための図表の提示方法、口頭発表における論点の強調の仕方といった、具体的な内容を理解できたという声が多く聞かれました。
またすぐに実践できる内容でもあり、今後の学会報告や講義などに早速取り入れていきたいという声も多くあがりました。
理系の研究者の参加が多かったものの、文系の研究者も一定程度参加し、分野や領域を問わず多くの研究者にとって効果的な内容となりました。また2日目は外国人研究者の参加が半数以上となり、外国人研究者にとっても関心の高い内容となりました。