平成30年2月23日(金)15:00~、筑波大学 大学会館にて、職員や大学院生を対象に、ダイバーシティセミナーⅤ「オランダ流ワーク・ライフ・バランスに見る<人生>と<仕事>の関係」を開催しました。
「パートタイム王国」と呼ばれるオランダの人々のワークライフバランスについて、岡山大学の副学長であり文化人類学者の中谷文美氏にご講演いただきました。
働く時間や生活の時間をパーツとして組み合わせながら、時期によって自分に合ったバランスを追求する生き方、そこに至るまでの歴史や女性の就業に対する意識など、その背景と今後の傾向についての解説が行われました。
質疑応答では、現在の雇用制度を実現したオランダの議会の仕組みについてや、自由な働き方が女性だけに限らず様々なマイノリティにもたらす影響についてなど、質問が交わされました。
大学院生からキャリアコンサルタント、子どもを連れての参加者まで、様々な立場の方が参加し、それぞれのワークライフバランスを考える機会となりました。
参加者からは、「決められたバランスでなく、個人が時期によって柔軟に決定を行うことの大切さを学びました」、「自分のこれまでの人生の振り返り、またこれからの人生を考えるうえで参考になった」などの声が寄せられました。