8月1日17時から、大学会館第1会議室にて、「筑波大学 教職員のための第3回懇談会(ランチョンミーティング・番外編)を開催しました。
「増えつつある女子大学院生の研究キャリア支援~女子学生の研究力を伸ばしていくために」をテーマに、進学を諦めてしまう女子学生をどのように指導・支援したら良いかについて、全学から集まった24名の教員等が意見交換・情報交換を行いました。
自己紹介の後、大学病院非常勤産業カウンセラーの古俣正治氏による「若者の心を聴くとは」と題した講演では、「性差があることに気づくことも必要で、相手の話したいことを聴く姿勢で接し、無理に追いかけたりしないことは大原則。相手が自分自身で気づき、考えられるようにするために聴くのであり、評価せずに判断せずにじっくりと聴くことが必要だ」とのアドバイスがありました。
意見交換では、集まった教員から、教員は相談者でもあるが評価者でもある点が相談に乗る上では難しい点、そして、学生と教員の性差の問題は、男子学生を指導する女性教員にも生じる問題である等の指摘が出されました。
1時間という短い時間での情報交換だったため、十分な議論ができずじまいとなってしまいましたが、女子も男子も含めた研究キャリア支援は大きな問題であり、系を越えて、経験と知識を共有していく必要を確認する機会となりました。より実りある会となるよう、これからも、ぜひご意見・ご提案をお願いいたします。
筑波大学非常勤カウンセラー 古俣正治氏
“あう” だよりはこちら