1月12日、筑波大学本部棟(5階) 大会議室において、学長・副学長と女性研究者の懇談会を開催しました。
この懇談会は、女性研究者の研究活動支援のさらなる推進をめざし、研究活動やワークライフバランス、キャリア等に関する現状と課題について、学長・副学長と女性研究者との意見交換を行う場として開催したものです。
筑波大学の各系(教員組織)より女性研究者25名と学長・副学長8名が出席し、女性研究者が自己紹介と「女性研究者として最も関心のある事、課題やその改善策」について1人ずつ述べた後、学長・副学長と意見交換を行いました。
女性研究者からは、育児・出産などと仕事の両立の困難さや、出産時などの事務対応に関する経験や制度等に関する情報の一元化の必要性が示されました。また、身近な相談者や女子学生・女性留学生へのサポートやロールモデルの必要性も求められました。くわえて、女性役職者の数値目標の設定の必要性や、管理職層と若手のギャップが生じている現状などに関する意見も出されました。
学長や副学長からは、育児・出産などに関する支援拡充の必要性は把握していること、そのために管理職層へのFDを充実させ女性研究者支援への意識改革を継続していくことや、教員同士のグループ単位による協力体制の構築などを進めていくことが伝えられました。また、このような懇談会で様々な現場の意見が聞ける機会は重要であり、継続的に対話を実施していくことで少しでも状況の改善に努めたいと伝えられました。
懇談会会場 永田恭介学長(中央) .