平成29年度学長・副学長と女性研究者との懇談会を開催しました

この懇談会は、女性研究者の研究活動やワークライフバランス、キャリア等に関する現状と課題について、学長・副学長と
女性研究者との意見交換を行う場として開催したものです。

平成29年度は計2回の開催が達成され、両日を通しのべ81名が参加しました。
また参加者制度について、本年度より各系1名ずつの参加に変更となった旨の説明が行われました。

当日議論された内容は以下のとおりです。
・【学内/外の介護や育児に対する支援制度】
　いかに周知し活用してもらうか、現行の制度に改善点はないか
・【女性研究者の公募】
　男女間の不平等感をなくしながらリクルートするための方法について
・【意識啓発】
男性が利用しやすい育休環境の実現、固定観念や価値観を変えるためのアプローチ方法
・【若手支援】
系内統一の基準を設ける、着任後のフォローアップ（メンター制度の見直し）
独立した研究室運営に向けたサポート体制の整備
・【管理職】
管理職に占める女性割合の設定への是非
・【その他】
ワンオペ/一人親に対する学びなおしによるキャリアアップ（キャリアチェンジ）機会の検討
学類教育プログラムの見直し

女性研究者のみなさんからは現場の様々なケースに基づいた「声」を詳細に届けていただき、今後の
女性研究者支援ならびに全学でのダイバーシティ推進のための改善点・更なる改良点をご指摘いただきました。

学長・副学長からは制度や支援体制をつくるだけでなく、実際にそれが機能しているかまで確認しながら改善を
進めていくこと、また同時に、そのようなまずは日頃のできることからスピード性をもって取り組んでいくことなどが回答されました。

より女性研究者にとって働きやすい職場となるべく、大変活発に意見交換が行われました。