筑波大学は、性別、国籍、年齢及び障がいの有無にかかわらず人間の可能性と多様性を尊重し、男女共同参画社会などのダイバーシティ社会の形成に努めるとともに、すべての構成員が働くことに誇りと喜びを実感できる大学を作りあげるため、「国立大学法人筑波大学中期目標・中期計画」、及び「筑波大学ダイバーシティの推進に係る基本理念・基本方針」に基づき、その具体化に向けて、「筑波大学ダイバーシティ推進行動計画」を策定する。
本行動計画の実施期間は、2013(平成25)年度から2018(平成30)年度までの6年間とし、年度ごとに進捗状況を精査しながら以下の施策に取り組む。

1.大学運営におけるダイバーシティの推進
       (関連する基本方針:(1)男女共同参画、及びダイバーシティの視点に立った教育・研究・就業の確立(3)若手、女性、外国人等(注)増加のための施策の推進 (4)若手、女性、外国人等の役職、及び施策決定に関与する委員会への登用の促進)
(1)大学の施策決定に関与する役職者や委員会におけるダイバーシティ・バランスの配慮
(2)若手・女性・外国人等の積極的登用・昇進
・研究者雇用に関わるポジティブアクションの実施
・研究者評価に関わるポジティブアクションの実施
(3)各系における女性、外国人、障がい者等の採用数値目標と採用計画の策定支援

2.教育・研究・就業と家庭生活との両立支援
       (関連する基本方針:(2)教育・研究・就業と家庭生活との両立支援)
(1)ライフステージに対応した勤務制度の拡充
・休暇の取得促進
・育児休業、介護休業等の休業取得促進
・学内の制度や支援情報の周知徹底
・利用ニーズに即した制度の整備
(2)出産、育児環境の拡充
・保育施設の拡充
・学内資源を活用したシッタ―制度の開発
・一時保育場所の確保・ベビーシッター経費等の支援の拡充
・病児保育所運営に関する調査検討
・代替教員枠確保、任期付教員雇用期間延長の拡充に関する審議
・学童保育の検討
(3)介護環境の充実
・介護関連情報の提供
・介護中の職員への支援制度構築に向けた調査検討
(4)相談窓口の拡充
・相談窓口の継続
・相談員の育成継続
・他相談関連部局との連携
(5)インターネットによる在宅研究支援の拡充
(6)両立支援のための経費助成の拡充
・育児等との両立のための研究補助者雇用経費助成制度
・管理運営業務等を行っている女性・外国人等への業務補助者雇用経費助成制度
(7)両立支援のための情報交換の推進
・テーマ別懇談会形式によるネットワークの形成

3.ダイバーシティ実現のための裾野拡大
        (関連する基本方針:(1) 男女共同参画、及びダイバーシティの視点に立った教育・研究・就業の確立)
(1) 女性研究者等の裾野拡大施策の拡充
・女性研究者と女性学生との交流の場の提供
・ロールモデル紹介
・キャリアデザイン支援
・各系とタイアップした裾野拡大セミナーの実施
(2)外国人等の裾野拡大施策の導入
・先輩研究者との交流の場の提供
・ロールモデル紹介
・キャリアデザイン支援
・各系とタイアップした裾野拡大セミナーの実施
(3)障がいを抱えた方の裾野拡大施策の導入
・先輩研究者との交流の場の提供
・ロールモデル紹介
・キャリアデザイン支援
(4)ダイバーシティの視点からの学内設備・建物の見直し
(5)アカデミックメンター制度の拡充

4.教職員・学生への啓発活動の推進
        (関連する基本方針:(5)教職員・学生への啓発活動の推進)
(1)教職員を対象とした啓発活動
・ダイバーシティ、WLB*、男女共同参画等に関するシンポジウム・研修会の実施
  (*内閣府の憲章では、ワーク・ライフ・バランス(WLB)が実現した社会とは、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」と定義づけられている。)
(2)学群生・大学院生等への啓発活動
・ダイバーシティ、WLB、男女共同参画等に関する授業科目の実施
・ダイバーシティ理念浸透のための各種事業の実施(表彰制度、学生シッター、子育て支援ボランティア等)
・各系との連携啓発活動
(3)定期的なニーズアンケート調査の実施
(4)ダイバーシティを推進するための広報活動(ウェブサイト、リーフレット等)の拡充
(5)就業・修学環境の悪化へと繋がるハラスメントの防止対策
(6)ダイバーシティの視点を取り入れた災害対策

5.地域社会・国際社会との連携を通じたダイバーシティの推進
        (関連する基本方針:(6) 地域社会・国際社会との連携を通じての男女共同参画、及びダイバーシティの推進)
(1) 筑波研究学園都市内の研究機関、及びダイバーシティを推進する他大学との連携
(2) 茨城県やつくば市をはじめとする地方自治体との連携
(3) 企業との連携
(4) 初等中等教育機関との連携
(5) 国際社会の取組との連携
(6) ダイバーシティ推進を率先して実施している大学として、ダイバーシティ教育・研究の充実を行う。

 

推進体制

学長、担当副学長の下、ダイバーシティ推進室は各系・研究科と連携協力して筑波大学のダイバーシティ推進事業を実施する。